といったわけで、「ジンジャーブレッドのまましばらく様子見します」と言った舌の根も乾かないうちに、愛機のICS化を敢行したので、覚え書きを残しておくことにします。
普通の人は、普通にPC Companion を使ってアップグレードしてください。
参考サイト
ポケットの中のしあわせ
Thinking about...
Android Forums & Windows Phone Discussion @ xda-developers
事前準備編
まず、このページからROMを入手。MK16aの人は、MK16aの方を。
{PRO} Complete List of Roms | Kernels | Rooting/Other for Xperia Pro (MK16a/i) iyokan - xda-developers
(1)MK16i 4.0.2.A.0.58 (1249-8108)
(2)MK16i 4.1.B.0.431 (Baltic / Europe Keyboard Layout)
(1)はジンジャーブレッドで1クリックroot出来る最後のバージョン。ミスった時のために念のため入手しておく。
(2)は今回のICSのROM
それぞれ、rarを開いて中のftfを取り出しておきます。DLに時間がかかるので、事前にやっておきます。
FlashTool 0.8.5
Flashtool - Xperia devices flashing
0.8.0をインストールした上に、0.8.5の差分を上書きインストールする。Windows7/64bitでは、なぜかftfをドロップしても受け付けてくれなかったので、VMWare上のWindowsXPに入れました。
このページを参考にCWMを入れて、今の環境を丸ごとバックアップしておきます。これも元に戻すための保険。
Xperia pro(MK16i)へのClockworkModの導入: ポケットの中のしあわせ
TitaniumBackupで、アプリ環境を全部バックアップ。これは、新しい環境に引っ越すため。
FlashToolのインストールディレクトリに、adbドライバとflashドライバがあるので、インストールします。
ROM焼き編
FlashToolを起動して、ICSROMのftfファイルをドロップします。
初期状態でWipeのチェックボックスにチェックが入っているので、Wipeしたくない人は注意。私は気付かずにWipeして焼いてしまいました。Wipeしない場合、既存のアプリ環境が引っ越せるかどうかは分かりません。
端末の電源をOFFし、BACKキーを押しながらUSBケーブルを挿すと、Flashingが始まります。インジケータが100%になるまで、息を止めて見守ること。
始まらない場合は、ドライバをインストールします。
終わったら、USBケーブルを抜いて、再起動。言語・WiFI設定・APNなどのスタートアップの設定を行います。
root取得編
ここでは、boot loaderをunlockしないでrootを取っていきます。
参考サイト:[ROOT] XPERIA PRO MK16i ICS 4.0.4 [ LOCKED BOOTLOADER ][UPDATED] - xda-developers
※この方法のポイントは、脆弱性のあるカーネルを焼いて、文鎮状態でzergrushを突く、というところにあります。
まず、デバッグ有効にして、不明な提供元からのインストールを有効にしておきます。
次に、このページにある、MT11i_4.1.A.0.562_kernel.ftfをFlashToolで焼きます。
xda-developers - View Single Post - [ROOT][FTF][locked/unlocked]Neo/Neo V Official 4.0.4 ICS 4.1.B.0.431
注意点は、Wipeのチェックを全て外すことと、Exclude Fota/System/Basebandのチェックを有効にして、loader.sin/kernel.sinだけをFlash対象にすること。
焼くと当然のように文鎮になります。が、adbはつながるはずです。
このページから、DooMLoRD_v1_Xperia-2011-ICS-ROOT-emu-busybox-su.zip を落とします。
[ROOT] XPERIA PRO MK16i ICS 4.0.4 [ LOCKED BOOTLOADER ][UPDATED] - xda-developers
展開した中のrunme.batを実行します。ログの中でエラーを吐いていないか、きちんと確認しましょう。
DoomLoRDが正常終了したら、カーネル焼いたのと同じ手順で、ICSROMのカーネルのみを焼きます。
再起動して、adb shell → su でrootが取れればOK。
あとは、Google PlayからTitaniumを入れ直して、アプリ環境をリストアしましょう。
その他root hack
キーレイアウト
/system/usr/keylayout/pm8058-keypad.kl を編集。
key 56 CTRL_LEFT WAKE_DROPPED(ALTキー)
key 26 MENU WAKE_DROPPED(@キー)
key 127 ALT_LEFT WAKE_DROPPED(Symキー)
key 368 BACK WAKE_DROPPED(文字種切替キー)
キー入力文字
/system/usr/keychars/pm8058-keypad.kcm を編集。ICSからはテキストファイルになりました。
shift + 「,」 に 「@」を割り当て
shift + 「.」 に 「&」を割り当て
「’」 に 「-」を割り当て
この辺はATOK使って日本語入力をするのを主な目的として割り当てを行っています。
フォント
モトヤマルベリを /system/usr/fonts に入れて、 /system/etc/fallback_fonts.xml に参照を追加。
ボタンバックライト
目潰し光線とでも言いたくなるぐらい明るいので、/system/etc/hw_config.sh を編集。
echo 500 > $dev/button-backlight/max_current
ホームアプリ優先
ICSでも効くかどうか分からないけど、build.propに以下の行を追加。
ro.HOME_APP_ADJ=1
CWM
この手順でインストールOK
Xperia pro(MK16i)へのClockworkModの導入: ポケットの中のしあわせ
電池残量の%表示
SystemUI.apk と framework-res.apk を吸い出して UOT Kitchen でクックしたものを、CWMでインストールできました。
残件
通知領域にスイッチを置く。→今の所無理っぽい。
CWMでGB~ICSの切替をする。→怖くて出来ないw
「HotSpot Widget」でテザリングの切替が出来なくなった。→対策検討
感想
スクロールや画面遷移がちょっと引っかかるような印象。ctrlキーが使えるようになるのは大きいので、しばらくこれで様子見します。
戻す時は、0.58を焼いて、root取って、CWM入れて、バックアップしてあるイメージをリストアする、て感じで。
posted by Jiro at 20:56
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