本日のTips/使い方は文字コードです。
一般にテキストファイルには、二つの属性があります。文字コードと改行コードです。
文字コードとその歴史についてこのブログで解説することは避けますが、一般的に日本語環境でよく使われる文字コードとしてShift-JISとUTF-8の二つがあります。
Shift-JISは1980年代から利用されている古い文字コードですが、今でも利用者がいます。UTF-8はUnicodeベースの文字コードで、利用可能な文字数はShiftーJISよりも多いです。
改行コードは、改行位置に何の文字コードを使用するかを指定します。
歴史的理由により、WindowsではCRLF(0x0d 0x0a)、MacではCR(0x0d)、Unix/LinuxではLF(0x0a)が、標準的な改行コードとして使用されます。
Jota+でのファイル保存時のデフォルトの文字コード/改行コードは、「UTF-8/LF」です。
ファイルをWindows/Macなどの環境に持って行く場合は、Windows/Macなどで使用するテキストエディタアプリの都合により、文字コード/改行コードが対応できない場合があります。
こういった場合は、
@Jota+で保存する時の文字コード/改行コードを変更する
A文字コード/改行コードを自動的に検出出来るアプリを使う
などの対応を行ってください。
例えば、Windows標準のメモ帳では、改行コードがCRLF以外のテキストファイルは正常に読み込めません。この場合、@保存時の改行コードをCRLFにするA秀丸エディタなどのエディタアプリを使う、などを試してください。
さて、Jota+での文字コードの設定について説明します。
まず、ファイルを保存する時の文字コードの設定です。

保存画面の下段左側のボタンを押すと、

このように文字コード一覧が選択できます。

同様に右側のボタンを押すと、

改行コードが選択できます。
Jota+は開いたテキストファイルの元の文字コード/改行コードを保存しますので、通常「元ファイルに従う」設定で問題はありません。
ファイルを開く時の設定について説明します。
Jota+は通常テキストファイルを開く時に、そのファイルで使用されている文字コード/改行コードを自動的に判定して処理を行うため、設定を変更する必要はほとんどありません。
ただし、自動判定は100%の精度を持っているわけではありませんので、誤判定して文字化けした場合は、手動で設定してください。

画面下部のボタンを押すと、

文字コードが選択できます。ここを設定してからファイルを開くことで、指定した文字コードでファイルを開くことが出来ます。
ファイルを保存する時の設定については、デフォルト値を変更できるようにしてあります。

メニュー>設定>ファイル画面の上記赤枠部分の設定を変更することで、ファイル保存時のデフォルト設定を変更できます。
新規作成が多い方はここを変更しておくと便利です。
ファイルを開いた時は、通常自動判定が行われます。

上の絵のように、判定された結果が表示されますので、文字化けした時の参考にしてください。

メニュー>ファイル>プロパティ画面でも、同様に確認することが出来ます。
また、メニュー>ファイルの中に、以下の項目があります。

このメニュー設定で、「現在編集中のファイルを保存する時の文字コード/改行コード」を変更できます。
「指定した文字コード/改行コードでファイルを読み直す」という意味ではありませんので、ご注意を。
文字コードに関しては、以上です。
Jota+ Advent Calendar をまとめて読む時は、こちらからどうぞ。
posted by Jiro at 22:12
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