2008年09月24日

Android端末正式発表で思うこと

T-Mobile、Androidケータイ「T-Mobile G1」発表

スペック概要はリンク先にあるので繰り返しませんが、新たなスマートホンのプラットフォームの登場は純粋に歓迎すべき出来事だと思います。

半年ほど前にAndroidSDKのβ版の仕事をする機会があったのですが、開発環境が全部フリーで手に入ってしまったのはある意味感動しました。開発環境に投資できないような国向けに出荷することを考えると、アプリ開発者の底辺を広げるという意味で、絶対的に正しいアプローチだと思います。開発環境を有償でしか提供しないMicrosoftは、WM普及のための重要な何かを置き去りにしていると感じました。

基本開発言語がJavaというのはオープンなプラットフォームを標榜するGoogleにとっては正しい選択だったと思いますが、C#+.Net CFで開発をするような不自由さも感じられました。フレームワークのバージョンアップと、慣れの両方でどうにかなっていくものなんでしょうけど。

β版の時点では日本語表示はできるものの、入力環境については完全に忘れ去られていましたから、日本・中国・韓国などのIME文化圏への普及は今後の課題だと思われます。(JustSystemとか、OMRONとか、富士ソフトとか、IME作ってる会社にとっては今がチャンスってこと)

docomoもKDDIもAndroidを今後の端末戦略の一つに数えているようなので、日本語対応については着々と準備が進んでいるんでしょう。きっと。でも、非常に高機能化された音声端末が主流の日本では、Androidのメリットは出しにくいと思うんです。

多分Androidが普及するとしたら、今現在データサービスのインフラが全く出来ていないような国。高機能端末を一から開発することを考えると、Android端末なら非常に低いコストで開発できるからです。(OSやアプリが、オープンソフトウェアか、非常に安いコストで入手できるため) また、ソフトウェア開発者の育成にも一役買えるはずです。そういう意味で、Androidは、ケータイの普及しきった一部の先進国ではなく、それ以外の世界で普及していくのだと思います。

だから、たぶん、日本ではAndroidの本格普及はあり得ない。(と言いきってみる)

それはそれとして、最近、iPhoneとか、OMNIAとか、HTC Diamond/Proとか、指タッチUIでビュワー&ブラウザを主な使用用途とするデバイスが増えています。今回発表のG1についても、その系譜のデバイスになりそうです。

私の場合、PCではExplorerから、アドエスではGSFinderから、ほとんどの操作を始めるような使い方をしています。こういう人間としては、ビュワー系デバイスがブームの風潮は少し寂しいなあ、と感じたりします。プレーンで泥臭いPDAは廃れていく運命にあるんでしょうね。きっと。

などと、昨日から一ヶ月遅れの夏休みに入って暇ができたのをいいことに、つらつら時事ネタに絡めた話を書いてみたりします。

#えっ、G1が欲しいかって?外装も綺麗に作ってあるし、Android実機だし、ガジェット的には持ってみたいおもちゃだと思いますよ。iPhone3Gよりは、こっちの方が面白そう。でも、日本語版が出ても、買わないような気がするなあ。

posted by Jiro at 17:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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